仮想通貨の海外取引所おすすめランキング10選を解説｜最新版

2025年、暗号資産（仮想通貨）市場は新たなステージへと突入し、投資家の選択肢も多様化しています。

特に、国内取引所では扱いのない数千種類の銘柄、格安の取引手数料、そしてステーキングなど多彩な資産運用サービスを提供する仮想通貨海外取引所の人気が急上昇中です。

しかし、どの仮想通貨の海外取引所がよいのかと悩む方も多いはず。本記事では、おすすめの仮想通貨海外取引所を厳選し、それぞれの強みと特徴を比較解説します。ぜひ最後までご覧ください。

①：Best Wallet

Best Walletは、2024年に登場した、自己管理型ウォレットと取引所の機能を融合させた次世代の仮想通貨プラットフォームです。

ユーザーが自身の秘密鍵を管理するノンカストディアルを基盤としており、セキュリティを最重要視する投資家から急速に支持を集めています。

海外取引所の利便性と、仮想通貨ウォレットの安全性を両立させたい方におすすめです。

Best Walletが海外仮想通貨取引所のおすすめと言える理由は、以下のとおりです。

• 最高レベルのセキュリティと資産の自己管理： 大手カストディ技術企業Fireblocks社のMPC技術を採用。ハッキングリスクが高い中央集権的な管理から解放され、資産をコントロールできます。
• 本人確認（KYC）不要で始められる手軽さと利便性： 面倒なKYCが不要で、メールアドレスで利用を開始可能。国内取引所を経由せずにクレジットカード等で直接仮想通貨を購入できます。
• 将来性のあるプロジェクトへの早期アクセス： Upcoming Tokens機能により、一般上場前の仮想通貨プレセール銘柄などの情報をいち早くキャッチ可能。成長が期待されるトークンに先行投資できます。

Best Walletは、初心者から、DeFiや先行販売に積極的に参加したい中上級者まで、幅広い層のニーズに応える画期的なプラットフォームです。

資産の安全性を確保しながら、グローバルな投資機会を探求したい投資家にとって、おすすめの仮想通貨取引所です。

②：MEXC

MEXCは、2018年に設立された大手仮想通貨取引所で、海外（シンガポール）を拠点としています。

170カ国以上で1000万人を超えるユーザーに利用されており、草コインの宝庫として、特に新しい銘柄を求めるトレーダーから支持を得ています。

仮想通貨1000倍銘柄を探し求めるなら、まず口座を持っておくべき取引所と言えるでしょう。

MEXCは以下の特徴を持っています。

• 業界トップクラスの取扱銘柄数：MEXCは2800種類以上の銘柄を取り扱っています。話題のミームコインなどが世界最速レベルで上場するため、次のトレンドをいち早く掴むことが可能です。
• コストを抑える手数料体系： 現物取引におけるMaker（指値注文）手数料が0%という、業界でも最安水準の手数料体系を実現。頻繁に取引を行うアクティブトレーダーにとって、この低コスト環境は利益の最大化に寄与します。
• 最大200倍のハイレバレッジと日本語対応： 最大200倍という高いレバレッジ取引が可能で、少ない資金からでも大きな利益を狙えます。また、公式サイトやアプリ、カスタマーサポートに至るまで完璧な日本語に対応しています。

MEXCは、豊富な銘柄の中から次の1000倍コインを発掘したい方、そして取引コストを徹底的に抑えたい方にとって、これ以上ないほど魅力的なプラットフォームです。

そのアグレッシブな上場方針とユーザーフレンドリーな姿勢が、多くの成功者を生み出す土壌となっています。

③：Margex

Margexは、2019年に設立されたデリバティブ取引に特化した仮想通貨の海外取引所。プライバシーとシンプルな操作性を重視した設計が特徴で、KYC不要でハイレバレッジ取引を始めたいトレーダーから注目を集めています。

MEXCは、複雑な手続きを省き、レバレッジを効かせた取引に挑戦したい方には最適なプラットフォームで、以下の特徴を持っています。

• 資金効率を最大化するマルチ担保ウォレット： ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）など、保有銘柄を証拠金として利用し、全ての取引ペアにアクセスできます。
• 初心者にも分かりやすいレバレッジ取引： 最大100倍のレバレッジを提供しながらも、ユーザーインターフェースは非常に直感的で分かりやすく設計されています。
• 独自の価格操作防止システム： 複数の流動性プロバイダーから価格情報を集約し、AIが異常な価格変動を監視する独自技術を導入。悪意のある価格操作からトレーダーの資産を保護し、公正な取引環境を提供しています。

Margexは、レバレッジ取引のダイナミズムを、プライバシーと安全性を確保しながら体験したい投資家にとって、非常に優れた選択肢です。

特に、レバレッジ取引の第一歩を踏み出したいと考えている初心者にとって、その使いやすさは強力な後押しとなるでしょう。

④：CoinEx

CoinExは、大手マイニングプールViaBTCを親会社に持ち、2017年に設立された老舗の仮想通貨の海外取引所です。

長年の運営で培われた信頼性と、ハッキング被害ゼロという堅牢なセキュリティ体制に定評があります。安定性と安全性を重視する、堅実な投資家に最適なプラットフォームと言えます。

世界200カ国以上でサービスを展開しており、以下の強みを持っています。

• 創業以来ハッキング被害ゼロの高いセキュリティ： 顧客資産の100%をコールドウォレットで管理。マルチシグネチャーや二段階認証を徹底しています。
• 独自トークンCETを活用したエコシステム： 取引所独自トークンであるCETを保有することで、取引手数料の割引、VIPレベルが向上し更なる優遇を受けられます。
• 自社開発のマッチングエンジンによる安定した取引： 毎秒1万件の取引を処理できる高性能な自社開発のマッチングエンジンを搭載。市場が急変する場面でも注文の遅延やサーバーダウンが起こりにくい仕様です。

CoinExは、一攫千金を狙うよりも、まずは安全な環境で着実に資産を築きたいと考える投資家にとって、非常に心強い選択肢。堅実な運営方針と高い技術力は、安心して長期的な関係を築ける仮想通貨の海外取引所です。

⑤：ByBit

Bybitは、2018年にドバイで設立され、デリバティブ取引で世界トップクラスの取引高を誇る仮想通貨の海外取引所です。

高速な取引エンジンと高い流動性を持ちながら、初心者にも分かりやすい操作性で、日本人ユーザーから最も人気のある海外取引所の一つとなっています。

Bybitは、以下の特徴を持っており、おすすめの海外仮想通貨取引所です。

• 世界最高水準の流動性と高速約定エンジン： 膨大な取引量により、仮想通貨のスプレッド（売買価格差）が極めて狭く、他取引所と比較して、大口の注文でも意図した価格で即座に約定可能です。
• 日本人ユーザーのための完璧なサポート体制： ウェブサイトやスマホアプリが自然な日本語に完全対応。24時間365日対応の日本語ライブチャットは質・応答速度ともに業界最高レベルです。。
• TradingView統合の高機能チャートと豊富な取引ツール： 世界中のトレーダーが愛用するTradingViewの全機能が取引画面に統合されており、高度なテクニカル分析が可能です。

Bybitは、取引の快適さ、サポートの安心感、機能の豊富さ、その全てにおいて高いレベルでバランスが取れています。

ただし、Bybitの利用には注意点もあります。日本の金融庁から無登録事業者として警告を受けているという法的リスクに加え、2025年2月には大規模なハッキング被害が発生した過去があります。

利便性の裏にあるこれらの事実を理解し、リスクを許容した上で利用することが重要です。

⑥：BloFin

BloFinは、2023年に正式ローンチした比較的新しい海外仮想通貨取引所ですが、機関投資家レベルの高いセキュリティと先進的な機能で急速に注目を集めています。

特にデリバティブ取引に力を入れており、経験豊富なトレーダーの要求に応えるハイスペックな環境を提供しています。

次世代の取引環境をいち早く体験したい、感度の高い投資家におすすめのBloFinは、以下の特徴を持っています。

• 機関投資家レベルの堅牢なセキュリティ： 設立当初から、業界最高水準のカストディソリューションを提供するFireblocks社の技術を採用。顧客資産を多層的に保護する体制を構築しています。
• 最大150倍のハイレバレッジ先物取引： 500以上の豊富な先物取引ペアを提供。最大150倍という高いレバレッジに対応しています。少ない資金からでもダイナミックな取引が可能で、効率的に利益を追求したいトレーダーにとって魅力的な環境です。
• 先進的な統合取引アカウント（UTA）機能： 現物、先物、オプションなど複数の口座の証拠金を一つにまとめて管理できる統合取引アカウントを早期に導入。資金効率を最大化し、複雑なポートフォリオ管理をシンプルに行うことができます。

BloFinは、セキュリティと最先端の機能を両立させた、まさに次世代のデリバティブプラットフォーム。まだ発展途上な部分もありますが、その高い技術力と野心的な姿勢は、今後の仮想通貨の海外取引所のスタンダードを担う存在になる可能性があります。

⑦：KCEX

KCEXは、2021年に設立され、特に取引コストの低さで頭角を現している海外仮想通貨取引所。ユーザー第一を掲げ、その理念は業界でも類を見ない手数料体系に表れています。

取引回数が多いアクティブトレーダーや、とにかくコストを抑えたい投資家にとって、魅力的な選択肢の一つです。

プライバシーを重視するユーザーからの支持も厚いKCEXが、おすすめの海外仮想通貨取引所と言える理由は、以下のとおりです。

• 現物取引手数料が完全無料という衝撃： 最大の魅力は、現物取引における手数料がメーカー・テイカーともに完全に0%である点。取引すればするほどコストがかかるという常識を覆し、ユーザーの利益を最大限に尊重する姿勢を示しています。
• グローバル基準のコンプライアンスと信頼性： 手軽さを提供する一方で、米国やカナダのMSBライセンスなど、複数の主要国で金融ライセンスを取得。これは、国際的な規制基準を遵守し、透明性の高い運営を目指していることの証明です。
• 高性能エンジンと豊富な商品ラインナップ： 毎秒10万件以上の注文を処理する高性能エンジンを搭載。安定した取引環境を提供し、500種類以上の銘柄と最大100倍のレバレッジ取引に対応しています。

KCEXは、低コストとプライバシー保護という2つの特性を兼ね備えた、ユニークな仮想通貨の海外取引所です。これまで手数料によって削られていた利益を取り戻したい、すべてのトレーダーにとって一考の価値があるプラットフォームと言えます。

⑧：BingX

BingXは、2018年に設立されたシンガポールを拠点とする仮想通貨の海外取引所。世界で初めてコピートレード機能を導入したパイオニアとして知られています。

取引経験が浅い初心者でも、プロのトレーダーの戦略をそのまま利用して利益を狙える画期的な機能で、世界中に1000万人以上のユーザーを抱えています。

BingXは、投資の知識や経験に自信がない方におすすめしたい取引所で、以下の特徴を持っています。

• 画期的なコピートレード機能： 数多くの優秀なトレーダーの中から、実績や投資スタイルが自分に合う人を選んでフォローするだけで、そのトレーダーの取引が自分の口座に自動で反映されます。
• 仮想通貨以外の多様な金融商品： ビットコインなどの仮想通貨だけでなく、株価指数、コモディティ（金や原油）、FXなどを一つの海外取引所で取引可能です。
• ライセンス取得による高い信頼性と日本語サポート： アメリカやカナダなど複数の国で公式な金融ライセンスを取得。また、サイトやアプリ、カスタマーサポートも日本語対応で、安心して利用できる環境が整っています。

BingXは、難しい分析や戦略立案をプロに任せ、手軽にグローバルな投資を始めたいというニーズに応える、非常にユーザーフレンドリーなプラットフォームです。

投資は難しいという固定観念を覆し、誰もが収益機会を得られる可能性を提供してくれます。

⑨：Kucoin

KuCoinは、2017年に設立された世界有数の海外仮想通貨取引所で、みんなの取引所というスローガンを掲げています。

700種類を超える豊富な銘柄数と、取引以外の資産運用サービスの充実ぶりが特徴です。特に、仮想通貨をただ保有するだけでなく、増やしたいと考える長期投資家から高い評価を得ています。

KuCoinは以下の特徴を持っています。

• 多彩な資産運用サービス： ステーキングや仮想通貨のレンディングなど、多様な商品が揃っています。眠っている資産を有効活用し、安定したインカムゲインを目指すことが可能です。
• 700種類を超えるバランスの取れた銘柄ラインナップ： 主要な仮想通貨から、国内では手に入らない有望なアルトコインまで、幅広くバランスの取れた銘柄を取り扱っています。
• 独自トークンKCS保有による報酬： 取引所独自トークンであるKuCoin Token（KCS）を保有しているだけで、取引所の取引手数料収益の一部が毎日配当として還元されます。

KuCoinは、短期的な売買差益だけでなく、長期的な視点で資産を形成していきたい投資家にとって、非常に強力なパートナーとなる仮想通貨の海外取引所です。

その豊富な資産運用サービスは、あなたのポートフォリオをより豊かに、そして安定させる手助けとなります。

⑩：Week

WEEXは、2018年にシンガポールで設立され、特に先物取引に特化したプラットフォームとして急成長を遂げている仮想通貨の海外取引所です。

最大400倍という業界でもトップクラスのハイレバレッジと、ユーザー資産を保護するための手厚い仕組みが特徴です。

リスクを取ってでも大きなリターンを狙いたい、アグレッシブなデリバティブトレーダーから注目を集めており、以下の特徴があります。

• 最大400倍の超ハイレバレッジ取引： アルトコインの先物取引において最大400倍という、他の取引所を圧倒するレバレッジを提供。極めて少額の資金から高利益を生み出す可能性があります。
• 1000BTC規模の投資家保護基金： ハイリスクな取引環境を提供する一方で、ユーザー保護にも力を入れています。万が一の事態に備え、業界でも稀な1000BTC規模の保護基金を設置しています。
• 深い流動性と安定した取引システム： 多くの流動性プロバイダーと提携することで、注文状況と狭いスプレッドを実現。これにより、ハイレバレッジ取引でも注文が滑りにくく、安定した取引執行が可能です。

WEEXは、ハイリスク・ハイリターンな先物取引の世界で、極限まで利益を追求したいプロフェッショナルなトレーダーにとって、挑戦しがいのあるプラットフォームです。

その大胆なレバレッジ設定と、それを支えるユーザー保護体制のバランスが、この仮想通貨の海外取引所の大きな魅力と言えます。

仮想通貨の海外取引所とは？

仮想通貨の海外取引所とは、日本国外に拠点を置き、現地の金融当局のライセンス等に基づいて運営される仮想通貨の売買プラットフォームです。

日本の金融庁の認可を受けて運営される国内取引所とは根本的に異なり、その最大の特徴はサービスの自由度の高さと多様性にあります。

新しい仮想通貨などに対応しており、大きなリターンを狙える機会が多い反面、日本の法律による利用者保護の対象外となります。利用する際はリスクも十分に理解しておく必要があります。

仮想通の海外取引所と国内取引所の違い

仮想通貨取引所は大きく分けて、日本の金融庁の認可を受けて運営されている国内取引所と、海外に拠点を置く海外取引所の2種類が存在します。

一見すると同じように仮想通貨を売買するプラットフォームですが、両者の間には投資戦略を左右するほど大きな違いが数多く存在します。

安全性、手数料、取扱銘柄、サービスの多様性など、それぞれの特徴は全く異なります。ここでは、両者の主な違いを以下の7つの視点から徹底的に比較・解説します。

• 取扱銘柄数の圧倒的な差
• 規制環境と安全性
• レバレッジ倍率の自由度
• 手数料体系の競争力
• サービスの多様性と機能性
• 入金方法の手軽さ
• サポート体制の言語

以下、個別にそれぞれのメリットとデメリットを明らかにしていきます。

取扱銘柄数の圧倒的な差

最も顕著な違いは、取り扱っている仮想通貨の種類と数です。

• 国内取引所：金融庁による厳格な審査を経て認可された銘柄のみを取り扱うため、その数は多くても20〜50種類程度に限定。信頼性の高い主要な銘柄が中心となります。
• 海外取引所：独自の基準で銘柄を上場させるため、数百種類、多いところでは1000種類以上の仮想通貨を取り扱っています。話題の最新アルトコインや、将来大きな成長が期待される草コインにいち早く投資できる機会が豊富にあります。

規制環境と安全性

投資家の資産を守るための規制環境は、両者で大きく異なります。

• 国内取引所：日本の金融庁の厳しい規制下にあり、顧客資産の分別管理や強固なセキュリティ体制が法律で義務付けられています。利用者保護を最優先とした運営がされています。
• 海外取引所： 拠点とする各国の規制に従うため、その基準は様々です。大手取引所の多くは独自の高いセキュリティ基準を設けていますが、中には規制が緩やかな国で運営されているケースもあり、利用者保護のレベルにはばらつきがあります。

レバレッジ倍率の自由度

少額の資金で大きなリターンを狙えるレバレッジ取引の倍率にも、明確な差があります。

• 国内取引所：法律により、最大レバレッジは2倍に制限されています。これにより、過度なリスクから投資家を保護しています。
• 海外取引所：取引所によっては100倍、200倍、あるいはそれ以上といった非常に高いレバレッジでの取引が可能。大きな利益を狙える反面、わずかな価格変動で大きな損失を被るハイリスク・ハイリターンな取引環境です。

手数料体系の競争力

取引のたびに発生する手数料は、長期的なリターンに大きく影響します。

• 国内取引所：取引手数料は0.1%〜0.5%程度に設定されていることが一般的です。
• 海外取引所：世界中のユーザーを相手に激しい競争を繰り広げているため、手数料は非常に安い傾向にあります。0.02%〜0.1%程度と、国内取引所に比べてコストを大幅に抑えられるケースが多く見られます。

サービスの多様性と機能性

基本的な取引機能以外に提供されるサービスの幅も、海外取引所が大きくリードしています。

• 国内取引所：主に現物取引や、一部の取引所で積立、レンディングサービスが提供されています。機能はシンプルで、初心者にも分かりやすいのが特徴です。
• 海外取引所：現物取引に加え、プロトレーダーの戦略をコピーできるコピートレード、一定の価格帯で自動売買を行うグリッド取引など、極めて多彩な資産運用機能を提供しています。

入金方法の手軽さ

取引を始めるための入金方法にも違いがあります。

• 国内取引所：日本円の銀行振込に完全対応しており、誰でも簡単かつ迅速に入金できます。
• 海外取引所：仮想通貨の海外取引所は日本円の直接入金に対応していない場合が多く、主に国内取引所から仮想通貨を送金する方法が一般的です。ただし、ユーザー間で法定通貨を売買するP2P仮想通貨取引所などもあります。

サポート体制の言語

万が一のトラブル時に頼りになるサポート体制も重要な比較ポイントです。

• 国内取引所：ウェブサイトからカスタマーサポートまで、完全に日本語で対応しています。安心して利用できる大きなメリットです。
• 海外取引所：多くの取引所が日本語に対応していますが、機械翻訳が中心であったり、サポートへの問い合わせは英語が必要であったりする場合があります。サポートの質や対応速度は取引所によって異なります。

失敗しない海外の仮想通貨取引所の選び方・比較ポイント

海外仮想通貨取引所は、国内では得られない数多くの魅力的な投資機会を提供してくれます。

ここでは、海外取引所を選ぶ際の、以下の重要な5つのポイントを解説します。

• セキュリティ対策の充実度
• 取り扱い通貨の種類と数
• 手数料の透明性と割安さ
• 取引所の流動性と取引量
• カスタマーサポートの質と対応速度

以下、個別に解説します。

セキュリティ対策の充実度

セキュリティは仮想通貨の海外取引所選びにおいて、重要かつ妥協できない基盤です。以下の項目は必ずチェックしましょう。

• コールドウォレットでの資産管理：顧客資産の大部分を、インターネットから完全に隔離されたコールドウォレットで保管しているのか確認すること重要です。これはハッキングリスクを低減させるための基本です。
• 二段階認証（2FA）の実装：ログイン時や出金時に、パスワードに加えてスマートフォンアプリなどによる認証を必須とする二段階認証は、不正アクセスを防ぐための強力な盾となります。
• 準備金証明（Proof of Reserves）の公開：取引所が顧客から預かっている資産を、実際に100%以上保有していることを第三者機関の監査を通じて証明する取り組みです。これを公開している取引所は、透明性と信頼性が高いと言えます。
• 保険基金（セーフガード）の設置：万が一ハッキング被害に遭った際に、ユーザーへの補償原資となる保険基金を設けているかも、取引所の責任感を示す重要な指標です。

また、過去にハッキングなどのセキュリティ事故について調べることも、その取引所の信頼性を測る上で有効です。

取り扱い通貨の種類と数

海外仮想通貨取引所を利用する最大のメリットの一つが、その圧倒的な取扱銘柄数です。しかし、以下のように、単に数が多いだけでなく、その質と速さにも注目する必要があります。

• 銘柄のラインナップ：ビットコインやイーサリアムといった主要銘柄はもちろんのこと、DeFiなど投資したい特定の分野のアルトコインが豊富に揃っているかを確認しましょう。
• 上場の速さ：話題の新規プロジェクトをどれだけ迅速に上場させるかも重要なポイント。将来有望な銘柄にいち早くアクセスできる取引所は、大きな先行者利益を得るチャンスにつながります。
• マイナー銘柄へのアクセス：国内では決して出会えないような、将来100倍銘柄になる可能性を秘めた草コインを探すなら、MEXCなど数千種類の銘柄を扱う取引所が候補となります。

自身の投資スタイルによって、選ぶ仮想通貨の海外取引所は異なってきます。

手数料の透明性と割安さ

取引コストは、リターンを静かに蝕んでいく見過ごせない要因です。特に取引回数が増えるほどその影響は大きくなるため、以下のような手数料体系はチェックが必要です。

• 取引手数料（Maker/Taker）：板にない価格で注文を出すMakerと、板にある価格で注文を成立させるTakerで手数料が異なるのが一般的。海外取引所は競争が激しいため、0.0%〜0.1%台と国内に比べて非常に低く設定されています。
• スプレッド（売買価格差）： 表示される手数料とは別に、売値と買値の差であるスプレッドが実質的なコストになります。流動性の低い取引所ほどスプレッドは広がる傾向にあり、短期売買では特に注意が必要です。
• 入出金手数料：仮想通貨の入出金にかかる手数料も確認が必要です。多くの取引所は入金無料ですが、出金時にはネットワーク手数料（ガス代）に加えて、取引所独自の手数料が上乗せされる場合があります。
• 割引制度の活用：多くの取引所では、取引所独自のトークンを保有することで手数料が割引される制度を設けています。

取引所によって、手数料体系は異なりますので、各取引所の情報収集が大切です。

取引所の流動性と取引量

流動性とは、簡単に言えば取引のしやすさです。流動性が高い取引所では、買いたい時に買え、売りたい時に売れるという、取引の安定性が確保されます。

流動性については、以下のポイントが大切です。

• 高い流動性のメリット：流動性が高いと、注文が迅速に成立し、スプレッドも狭くなる傾向があります。また、大口の取引を行っても価格が大きく変動しにくいため、思い通りの価格で取引しやすくなります。
• 取引量の確認：取引所の流動性を測る一つの指標が取引量です。CoinMarketCapなどといった第三者機関のサイトで、各取引所の取引量ランキングを確認できます。特定の取引ペアだけでなく、取引所全体の取引量を参考にしましょう。
• ネームバリューだけを信じない：有名な取引所であっても、特定の通貨ペアの流動性は低い場合があります。実際に取引板を確認し、注文が活発に行われているかを目で確かめることも重要です。

仮想通貨取引をスムーズに行うためにも、取引所の流動性を確認することは重要です。

カスタマーサポートの質と対応速度

操作ミスや予期せぬトラブルは起こり得ます。そんな時に頼りになるのがカスタマーサポートです。特に海外取引所を利用する上では、以下の点を考慮することが必要です。

• 日本語対応のレベル：日本語対応を謳っていても、機械翻訳で不自然だったり、問い合わせは英語のみだったりするケースも少なくありません。ライブチャットなどで、自然な日本語でのコミュニケーションが可能かを確認しましょう。
• 対応チャネルと時間：24時間365日対応のライブチャットがあるか、メールでの問い合わせに迅速な返信があるかなど、複数の連絡手段と対応の速さは安心材料になります。
• ユーザーからの評判：Xやコミュニティフォーラムで、その取引所のサポートに関する実際のユーザーの声や評判を調べてみるのも有効な手段です。

上記の点に配慮することにより、取引にかかる心理的ストレスを軽減することができます。

仮想通貨の海外取引所を利用する際の注意点

仮想通貨の海外取引所には、様々な魅力がありますが、以下のような注意点も存在します。

• サービス停止や資産凍結のリスク
• 日本円の直接入出ができない
• 全て自己解決が原則

仮想通貨の海外取引所の禁止事項やデメリットなどについても、利用前に確認することが必要です。以下、詳細に解説します。

突然のサービス停止や資産凍結のリスク

仮想通貨の海外取引所では、突然アカウントが凍結されたり、資産の出金が制限されたりする可能性があります。

主な原因は以下の通りです。

• 日本人向けサービスの突然の停止：各国の規制動向や自社の経営方針に基づき、特定の国からのアクセスを予告なく制限することがあります。資産の移動を急遽行わなければならず、期限内に対応できなければ資産が引き出せなくなる可能性もあります。
• マイナー銘柄の出金制限：マイナーなアルトコインは、流動性が極端に低い場合も。プロジェクト自体の問題発生などを理由に、取引所が一時的にその銘柄の出金を停止することがあります。利益が出たとしても、すぐには動かせない塩漬け状態になるリスクです。

上記については、海外取引所ならではのリスクとなります。

日本円への直接入出金ができない

海外取引所で得た利益を、すぐに日本の銀行口座で受け取ることは基本的にできません。仮想通貨の海外取引所の大半は日本の金融規制に準拠していないため、日本円での直接入出金に対応していません。

これにより、以下のプロセスが必要になります。

1. 海外取引所で利益を出す（例：テザー（USDT）などのステーブルコインに交換）
2. その仮想通貨を日本の国内取引所に送金する
3. 国内取引所で日本円に換金する
4. 自分の銀行口座に出金する

このプロセスには、送金手数料と取引手数料が二重で発生するだけでなく、時間的なタイムラグも生じます。

急に日本円が必要になったとしても、現金化までに数日を要することも珍しくありません。海外取引所を利用する際は、必ず中継基地となる国内取引所の口座も併せて開設しておく必要があります。

全て自己解決が原則

海外取引所を利用する際は全て自己責任になります。日本の金融庁の認可を受けていない海外事業者は、日本の法律による利用者保護の対象外。これは、トラブルが発生した際に誰も守ってくれないことを意味します。

具体的には、以下の3つの責任を負うことになります。

• 法的保護の欠如と倒産・ハッキングリスク： 万が一、利用している取引所がハッキング被害に遭ったり、2022年のFTXのように突然経営破綻したりしても、あなたの資産が返還される保証はどこにもありません。
• 言語の壁と情報収集の難しさ： サポートへの問い合わせは英語のみであったり、機械翻訳で真意が伝わらなかったりするケースがあります。また、取引所の信頼性やキャンペーンなどを自ら英語で読み解く必要があります。
• 複雑な税務処理の義務： 海外取引所で得た利益も、当然ながら日本の税法に従って確定申告する義務があります。全ての取引履歴を自分で記録・管理し、取引時点の為替レートで日本円に換算して損益を計算する必要があります。

これらの注意点を十分に理解し、許容できるリスクの範囲内で、資産を分散させるなどの対策を講じる必要があります。

まとめ

本記事では、仮想通貨の海外取引所ランキングなどを解説していきました。海外取引所の最大の魅力は、その個性豊かな強みにあります。

例えば、数千種類もの銘柄を誇るMEXC、プロの戦略を自動で模倣できるコピートレードが人気のBingXなど、各社が独自のサービスで競い合っています。

取引手数料の安さ、レバレッジ倍率の高さ、ステーキングなどの資産運用サービスの充実度、さらにはMargexのように本人確認不要で始められる手軽さまで、比較すべき点は多岐にわたります。

本記事で解説したセキュリティやサポート体制といった比較ポイントを踏まえることで、あなたに最適なプラットフォームが見つかるはずです。

2025年仮想通貨バブルに乗り遅れないように、この記事をガイドとして、ぜひご自身に合った海外取引所をご活用ください。

仮想通貨の海外取引所に関するよくある質問

Q1：仮想通貨の海外取引所は出金できますか？

出金は可能です。ただし、ほとんどの海外取引所は日本円の直接出金に対応していません。そのため、海外取引所から国内取引所へ仮想通貨を送金し、国内取引所で日本円に換金、という手順を踏むのが一般的です。

突然の出金制限やサービス停止のリスクもあるため、こまめな利益確定と国内への資金移動を心がけましょう。

Q2：仮想通貨の海外取引所を日本人は利用できますか？

多くの仮想通貨の海外取引所は日本居住者でも利用可能ですが、多くは日本の金融庁から認可を受けていない無登録業者です。

利用が法律で禁止されているわけではありませんが、日本の法律で保護されないため、全ての行動は自己責任となります。

実際に、過去には大手取引所のOKX（旧OKEx）が日本居住者向けサービスを停止した事例もあります。

Q3：ビットコインにおすすめの海外取引所は？

ビットコインの取引所を海外から選ぶ際は、目的によっておすすめが異なります。取引手数料を最優先するならMEXC、日本語サポートの質を重視するならBingXなどが人気です。

Q4：バイナンスは危ないですか？

バイナンスは危ないと一概には言えません。バイナンスは世界最大の取引所ですが、過去に各国の規制当局と問題を抱えた経緯があります。

現在、日本居住者はグローバル版を利用できず、日本の法律に準拠したBinance Japanに登録する必要があります。

Q5：バイビットはやばい業者ですか？

bybitはやばいという声を耳にすることもありますが、結論から言うとバイビットはリスクを理解して利用すべき業者です。バイビットの口コミを見ると、その評価は一概には言えません。

よく、bybitとbinance が比較されるように、バイビットは世界トップクラスの取引量を誇り、多くの日本人ユーザーを獲得しているのは事実です。

一方で、日本の金融庁から無登録業者として警告を受けており、法的な保護の対象外である点も忘れてはなりません。

参考情報

• 取引高別暗号資産取引所 | CoinMarketCap
• 金融庁説明資料（近年の資金決済制度の動きについて）
• 暗号資産等に関する税務上の取扱い及び計算書について｜国税庁