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9月17日に予定されている利下げを前に、暗号資産市場への資金流入が強まっている。リップル（XRP）のニュースが注目を集めており、リップル 今後の動きにも関心が高まっている。XRP/USDは約3ドル（約450円）付近で安定しており、先週後半に見られた弱さを振り払っている。
暗号資産データサイトのCoingeckoによれば、XRPは依然としてテザー（USDT、米ドルに連動するステーブルコイン）を上回り、時価総額で第3位に位置している。心理的節目である3ドルを超えるたびに、XRP/USDが3.7ドル（約555円）を突破し、過去最高値を更新する可能性が高まっている。現在、XRP価格は年初来で+430％の上昇を記録し、ソラナ（Solana）の一部のミームコインを凌駕している。
主要な永久先物取引所（Perpetual Exchange）におけるXRP/USDTの取引状況を見ると、勢いは徐々に強まっている。デリバティブ分析サイトのCoinglassによれば、バイナンス（Binance）でのロング/ショート比率は平均3倍を超えており、多くのトレーダーやアカウントがXRP価格の上昇を予想していることを示している。
一方で、バイナンス、バイビット（Bybit）、ビットゲット（Bitget）といった取引所では、XRP関連の取引量が懸念されるほど減少している。特にバイナンスでは過去24時間で取引量が約13％減少し、現在は21億ドル（約3,150億円）となっている。
XRPニュース：XRP/USDの今後は？なぜクジラが売却しているのか
主要な永久先物取引所でのXRP取引量の減少が、価格にどの程度影響を及ぼすかはまだ不透明である。
現在、XRP価格は下値を試す動きを退けており、堅調さを維持している。XRP/USDは9月15日の弱気バー（bear bar）の範囲内にあり、9月14日の売り圧を技術的に確認している。もしXRP/USDTの買い手（ブル）が2.95ドル（約440円）を下回る価格を拒否すれば、3.2ドル（約480円）以上での終値が見込まれる。この動きは6月下旬の上昇と一致し、3.6ドル（約540円）再挑戦の基盤となる可能性がある。
しかし、7月に見られた力強い上昇と同様の勢いを維持できるかには懸念がある。リップル 今後の展開を左右する要因の一つとして、過去数週間でXRPクジラ（大口保有者）が保有量を減らしている点が挙げられる。
具体的には、100万〜1000万XRPを保有するクジラ層が、9月初旬から1億6,000万XRPを売却している。この層の総保有量は数週間前の69.2億XRPから67.9億XRPに減少した。こうした利益確定や売却の動きが、9月17日のFOMC（米連邦公開市場委員会）を前に上値を抑えている可能性がある。
FOMCでは0.25％の利下げが96％の確率で予想されており、政策金利は4.00〜4.25％の範囲に下がる見込みだ。利下げは通常、金、ビットコイン（Bitcoin）、そしてリップル（XRP）のような「ブルーチップ暗号資産」（優良とされる暗号資産）に追い風となるが、発表後に売りが出る「セル・ザ・ニュース」現象が起きるかどうかは不透明である。
今回の利下げは、労働市場の軟化を背景に行われるものであり、連邦準備制度（Fed）は政治的圧力の下で金利を下げる必要性を感じている。
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